就職か編入か

今回は就職と編入を迷ってるという方のためにどうやって選んだらいいかということについて書きます。

 

まず、高専生にとっては基本的なことだと思いますが高専生は全国の高校生のうちのんずか1,2%しかいません。1つの高専に1学年だいたい200-300人くらいですかね。高専の規模は都道府県によって違うでしょうが田舎の高専なんてこんなもんです。

 

この1高専200人くらいのところに企業が高専生ください!って2000社くらいから募集が来ます。高専生は即戦力ですからね、こんなもんです。なので就職組は普通落ちないです。1社も落ちないです。落ちる人をたまに見かけますがその人はよっぽど学生時代なにもしなかったんでしょう。

ちなみに私のクラスにいた就職落ち組は基本的にみんな部活はやってなくて在学中ほとんどイベントにも参加せずゲームやって麻雀やって、って感じでしたかね。それはやめましょう、とにかく得意なことがなくてもやりたいことがなくてもなにかしらの部活に入りましょう。部活なんて陽キャのためのものじゃん!だからおれには無理…って人もいるかと思います。そんな常識は高専にはありません。なにかしら入りましょう。部活さえやってれば就職は落ちないです。たぶん。

 

話は就職のことに戻りますが、高専の募集はダ○キンやSH○RPなどの大企業からもあります。

 

ではなぜ企業は高専生を欲しがるのか、理由は大きくわけて2つあります。

 

1つ目は即戦力だからです。

まあ即戦力とはいっても高専で勉強する内容なんてたかが知れてます。演習系の授業もあるけどなにかシステムをつくるわけでもなくただその中身のプログラムを書くだけとか、自分の分野に特化したことしか勉強しないのでなにも応用が効きません。システム作ったりとかアプリ作ったりとかしたかったら大学に行って勉強しなおしましょう。企業がほしいのは高専で勉強した知能ではなく高専で培った論理的思考力ではないでしょうか。私は大学に来てみて感じたことなんですが、みんなプログラム書くのも考えるのも遅いのなんの。わからなくなればすぐ「先生ー、ここどうやるのー」って。正気かこいつらはって思いましたね。もちろん大学生全員に言っているわけではなく優秀な方もたくさんいました。現に私も教えを請うた人もいますし。まあこの論理的思考力を高専5年間で鍛えられてるという意味で高専生は即戦力なのではないでしょうか。

 

2つ目の理由は低賃金で雇えるからです。

私が思うにこっちが主な理由でしょう。ただでさえ即戦力となるのに大学卒とは違って高専卒は短大卒と同じにされます。なので低賃金で雇われます。教授陣にこの話をしたら「そんな考え方古いよ、最近は低賃金なんかじゃないよー」と言われました。ですがやっぱりこれは現実です。最終的な給料にも他と差が出ます。

私の父はSH○RPに勤めてました。結構偉かったです。プロジェクトのリーダーを選ぶのに高専卒の優秀な部下を指名したそうです。それで人事部に提出したら人事部が直々に「なんでこいつなんすか、ほかいねーすか」って言いに来たそうですよ。まあこれは大企業だからという理由もあるかもしれません、ですがやっぱり高専卒では天井が決まってるんですね。酷な話です。

 

これらの理由があるからそりゃあ企業もほしがるでしょう。高専の教授陣も就職をすごい勧めてきますが自分で情報を集めて自分で決めましょう。

 

高専は就職率100%です。就職率がいいので就職するための学校とか言われてますが、私が思うにそれは一昔前の話です。いまの高専編入試験で楽に大学に入るための学校だと思っています。

元々高専というのは戦後復興するために即戦力となる技術者を輩出するために設立されたものですからね。

もういまや高専の存在意義は変わりつつあると考えています。

私によくしてくれていた教授も似たようなことを言っていました。高専という教育機関は近いうちになくなる、と言ってましたよ。国も高校生の1-2%のために労力をさく余裕なんかないだろっていってましたね。まあ言われてみればって感じですかね、なので高校か大学かどっちかに統合されるのではないでしょうか。

 

元々は私も1年生のときは就職したいひとだったんですけどね、5年間様々な人に出会いいろいろな話を聞いて考えが変わりましたね。いろいろな人に話を聞きましょう。

 

長くなってしまったので進学についての話は次回にしましょう。

それではまた次回。